「売るのも買うのもやめて」神田明神、フリマでのお守り転売に悲痛の訴え「神様に無礼」広がる怒り

AI要約

神田明神がフリマサイトでの転売行為に警鐘を鳴らす投稿を行った

アニメキャラクターとコラボしたお守りの転売が問題視されている

神社として転売をやめてもらわない限り、コラボ商品の提供が難しい状況

「売るのも買うのもやめて」神田明神、フリマでのお守り転売に悲痛の訴え「神様に無礼」広がる怒り

 6月18日、神田明神が《メルカリ、ヤフオク等...売るのも買うのもやめてくださいね。悲しくなります》とXに投稿。そこには、キャラクターとコラボしたお守りや、期間限定のグッズの画像が添付されていた。フリマサイト・アプリには多くの「転売屋」が存在し、「神社のお守り」で利益を得ようとする姿勢に、批判の声があがっている。

 同ポストのコメント欄には、

《メルカリ、ヤフオクは 御守りや御朱印帳等、販売禁止にするべき 節操がない神様に対して無礼》

《お守りの他にも、ご朱印や授与品も売られていますよね… 雑貨を買うような感覚でお守りを売買しているのであれば、ほんとに悲しいことです》

《こう言うネット転売ヤーは神田明神に来ないでほしい》

 といった声が寄せられた。

 あらためて、神田明神にポストの意図を聞いた。

「数年前、アニメとコラボしたお守りを授与するようになってから、ネットでの転売が増えてきました。今回、七夕の季節に合わせたお守りが出品されていたので、さすがにそれはないんじゃないかと、注意喚起する意味でポストしました」

 アニメキャラクターとコラボしたお守りは、いまでも多数、出品されている。

「現在は授与しなくなった理由が、この転売です。1人の方が大量に受けられて、結果的に、転売にまわっていた例が多々、確認されることがあったので、それは神社としてよろしくないんじゃないかという判断になり、やめることになりました。たくさん受けられても、家族や遠方の方にお渡ししているケースも多いので、こちらとしては数の制限をしにくいんです」

 神田明神は年に1回ほど、転売に対して注意喚起するポストを投稿しているが、いっこうになくならないのが現状だ。

「フリマの運営側も、そのあたりを分かってくれるとありがたいなと思いますけどね。たんに禁止するというより、個人のモラルの問題かなと思います。運営にいちいちチェックしろといってもそれは難しいと思うので。

 転売をやめてくれれば、みなさんがご要望のアニメとのコラボなども展開できるかなと思います。なくならない限りは、そういうことはできません」

 いまこそ、出品者と落札者のモラルが問われている。