公用車内で職員2人が差別発言数十回、ドラレコで発覚…大阪市が処分検討

AI要約

大阪市の大阪港湾局職員2人が同僚に差別発言を繰り返し、市が処分を検討することを明らかにした。

2人は公用車内で同僚を差別し、上司もその行為を助長していたことが判明し、3月末に発覚した。

重要な証拠であるドライブレコーダーのデータ記録カードが差し替えられており、警察に窃盗容疑で被害届が出されている。

 大阪市は18日、大阪港湾局設備課の職員2人が、同僚について差別発言を繰り返していたと明らかにした。2人は発言を認めており、市は処分を検討する。

 市幹部会議で報告した。市によると、2人は3月18日以降、3日間にわたり、設備点検に使う公用車内で、別の同僚を名指しし、被差別部落などに関する差別発言を数十回行った。同乗の上司も助長させる差別発言をしていた。3月末、同局がドライブレコーダーのデータ記録カードの映像を見て発覚した。

 この車のカードを巡っては、5月、別のものに差し替えられていることが判明。同局が今月、窃盗容疑で大阪府警大正署に被害届を出している。