白鷺電気工業「くるみんプラス」に県内初認定 不妊治療と仕事を両立 

AI要約

不妊治療と仕事を両立しやすい職場環境を整備する取り組みが注目されている。

白鷺電気工業が県内初の「くるみんプラス」認定を受け、不妊治療を受ける社員への支援を強化している。

企業や医療施設が取り組む不妊治療支援の取り組みが増えている。

白鷺電気工業「くるみんプラス」に県内初認定 不妊治療と仕事を両立 

 不妊治療と仕事を両立しやすい職場の環境整備に取り組む企業が受ける「くるみんプラス」に、白鷺電気工業(熊本市東区)が県内で初めて認定され、熊本労働局が13日、同社に通知書を交付した。

 くるみんは次世代育成支援対策推進法に基づき、従業員の仕事と家庭の両立を支援する企業を認定する仕組み。「プラス」はさらに、不妊治療のための休暇制度を設けるといった条件を満たす企業が対象になる。

 白鷺電気工業は昨年10月、不妊治療で通院をする場合に有休を取得できる制度を設けるなど社内規定を見直した。不妊治療に悩む男性社員からも好評という。社長の沼田幸広さん(48)は「県内初の認定は非常に光栄。認定を機に社員への定着や採用に生かしたい」と話した。

 特定医療法人佐藤会(熊本市北区)へのくるみん認定の交付もあった。(池田美陽)