「劇団員急死のニュース見て許せず」 宝塚歌劇団に脅迫メール送った疑い、男を書類送検

AI要約

宝塚歌劇団宙組の女性劇団員が急死し、その事件を受けて脅迫メールが送られたことで、30代の男性が威力業務妨害の疑いで書類送検された。

男性は歌劇団に爆弾を仕掛けると脅すメールを送り、業務を妨害した疑いが持たれている。

劇団員の女性の死亡事件にはハラスメントの疑いも浮上しており、親会社も謝罪している。

「劇団員急死のニュース見て許せず」 宝塚歌劇団に脅迫メール送った疑い、男を書類送検

宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の宙(そら)組の劇団員の女性=当時(25)=が昨年9月に急死した問題を巡り、歌劇団に脅迫メールを送ったとして、兵庫県警が威力業務妨害の疑いで、東京都に住む30代の会社員の男を書類送検したことが19日、捜査関係者への取材で分かった。書類送検は4月25日付。男は「ニュースを見て、歌劇団の組織が許せなくなった。以前、自分が職場で受けた不当な扱いと重なった」などと容疑を認めているという。

捜査関係者によると、男は昨年11月中旬、「爆弾を仕掛けて危害を加える」といった内容のメールを歌劇団に送り、歌劇団の従業員に警戒に当たらせるなどして業務を妨害した疑いが持たれている。

劇団員の女性は昨年9月30日、宝塚市内のマンション敷地内で死亡しているのが見つかった。遺族は上級生らのハラスメントがあったと訴え、親会社の阪急阪神ホールディングス(HD)などは、ハラスメントを認めて遺族側に謝罪した。