「やくも」381系ラストラン 導入50年、旧国鉄時代に

AI要約

 JR岡山駅(岡山市)と出雲市駅(島根県出雲市)を結ぶ特急「やくも」の車両「381系」の最後の定期運行列車が15日、岡山駅を出発した。

 381系は1973年に長野―名古屋間の特急「しなの」で導入され、やくもでは82年にデビューした。

 今後は新型車両「273系」に全車両を置き換える計画となっている。

 JR岡山駅(岡山市)と出雲市駅(島根県出雲市)を結ぶ特急「やくも」の車両「381系」の最後の定期運行列車が15日、岡山駅を出発した。約50年前の旧国鉄時代に導入された特急用車両として唯一、定期運行を続けていた。

 JR西日本によると、381系は1973年に長野―名古屋間の特急「しなの」で導入。やくもでは82年にデビューした。カーブで速度を落とさず走れるように車体を傾ける「自然振り子式」を国内で初めて実用化し注目を集めた。

 やくもは72年に運行を開始。今後は今年4月から順次導入している新型車両「273系」に全車両を置き換える。