百条委第1回会合、委員長「真相解明に全力」 次回27日に証人喚問のルール協議 斎藤兵庫県知事の告発文書問題

AI要約

兵庫県の西播磨県民局長(部長級)が斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成し、公開された第1回会合では県民も傍聴に訪れ、斎藤氏や県幹部らの疑惑解明に期待を寄せている。

調査特別委員会(百条委員会)の第1回会合では、各委員が調査内容について意見を交換し、傍聴者も疑惑の真相を注視している。第2回会合は6月27日予定。

奥谷氏と岸口氏が百条委員会の運営に意欲を示し、県民の信頼回復と真相解明に全力を尽くす姿勢を示している。

百条委第1回会合、委員長「真相解明に全力」 次回27日に証人喚問のルール協議 斎藤兵庫県知事の告発文書問題

兵庫県の西播磨県民局長(部長級)だった男性(60)が斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成し、懲戒処分を受けた問題で、県議会で14日、告発文書の内容を調べる調査特別委員会(百条委員会)の第1回会合が開かれた。公開で行われた会合には、県民も傍聴に訪れ、斎藤氏や県幹部らの疑惑解明に向けた百条委の調査に期待を寄せていた。第2回会合は6月27日の予定。

同日午後に開かれた第1回会合では、委員長に自民の奥谷謙一氏が、副委員長に維新の岸口実氏が選ばれた。各委員からは「職員などへのアンケートで情報を取ることが有効な方法」など、調査内容について意見が交わされた。傍聴に訪れた稲美町在住の地方公務員男性(53)は百条委の調査を通して「知事のパワハラや贈答品の受け取りなど、疑惑が真実がどうか注視していきたい」と話していた。

会合終了後、奥谷氏と岸口氏は会見を開き、奥谷氏は「県民の信頼をいち早く回復するために、文書問題の真相解明に全力であたっていく」。岸口氏は「(百条委員会が)公平公正に運営するように委員長を補佐したい」と意気込みを語った。