「悪名高い」フロッピーディスク全廃へ 行政手続きのアナログ規制

AI要約

河野太郎デジタル相は14日の閣議後の記者会見で、アナログ規制の一環としてフロッピーディスクを使用した行政手続きの全廃が6月中に行われることを発表。

河野氏は2022年8月からアナログ規制の問題点を指摘し、フロッピーディスクを含む古い技術の利用を見直す取り組みを進めてきた。

フロッピーディスクを提出する手続きは1034件あったが、ほぼ全てが廃止され、デジタル化の推進が進んでいると述べられている。

「悪名高い」フロッピーディスク全廃へ 行政手続きのアナログ規制

 河野太郎デジタル相は14日の閣議後の記者会見で、撤廃を進めてきた「アナログ規制」のうち、法令などでフロッピーディスクの提出を求めていた行政手続きが6月中に全廃されると明らかにした。

 フロッピーディスクをはじめとするアナログの行政手続きは、河野氏が2022年8月のデジタル相就任直後から問題視し、撤廃に着手。英BBC放送が「日本は時代遅れの技術に固執するオフィス文化でも悪名高い」と報じるなど、海外からも注目されてきた。

 アナログ規制の撤廃対象のうち、既に7割が見直されている。フロッピーディスクの提出を求める手続きは当初1034件あったが、環境省が省令改正の手続きを進めている1件を除き、これまでにすべて廃止されたという。

 河野氏は「あと1件残っているが今月中には見直しができる。デジタル化が結構進んだ。ファクス(による手続き)をはじめ、必要な見直しを進めたい」と述べた。【古屋敷尚子】