古賀氏「衆院選厳しいが全力を」 岸田派議員9人を激励

AI要約

古賀誠元幹事長が大平正芳元首相の命日に宏池会の霊園で墓参りをし、次期衆院選挙について議員に激励を送った。

古賀氏は裏金事件を念頭に、厳しい選挙だろうとしながらも全力を挙げて勝ち抜くよう岸田派議員に訴えた。

古賀氏は1980年の「ハプニング解散」を例に挙げ、政治への原点を大事にするよう警告した。

 自民党宏池会(岸田派)で会長を務めた古賀誠元幹事長は12日、宏池会を率いた大平正芳元首相の命日に合わせ、東京都府中市の霊園で墓参りをした。自民派閥の裏金事件を念頭に「次期衆院選は厳しく苦しい選挙になるのは間違いない。いついかなる選挙になろうとも勝ち抜くため全力を挙げてもらいたい」と同行した岸田派議員9人を激励した。

 大平氏が内閣不信任決議案可決に伴い衆院解散・総選挙に追い込まれた1980年の「ハプニング解散」を引き合いに「当時の自民党も今のように波静かな状況ではなかった。政治を志した原点を大事にしてほしい」と語りかけた。大平氏は選挙中の80年6月12日に急死した。