“紅麹サプリ”被害など4項目の内閣への警告決議 参院本会議 羽田衝突事故や自衛隊ヘリ墜落も

AI要約

小林製薬の「紅麹」を使用したサプリメントに関する警告決議が参院本会議で採択された。

内閣への警告は2022年度の決算を認める採決と同時に行われ、紅麹サプリメントの健康被害や航空安全、自衛隊ヘリコプター墜落などの問題が指摘された。

岸田首相は決議の内容を重く受け止め、今後改善や指導を行うと表明した。

“紅麹サプリ”被害など4項目の内閣への警告決議 参院本会議 羽田衝突事故や自衛隊ヘリ墜落も

参院本会議で12日、小林製薬の「紅麹」の原料を使ったサプリメントの健康被害など4つの項目について、内閣への警告決議が採択された。

内閣への警告は、2022年度の決算を認める採決にあわせ決議された。

“紅麹サプリメント”による健康被害を受け再発防止などを求めるとともに、1月に羽田空港で起きた日本航空機と海上保安庁機の衝突を巡り、航空管制官の体制の強化を要求している。

また、相次ぐ自衛隊ヘリコプターの墜落や、東京五輪・パラリンピックの食材調達の不適正な契約手続きについても指摘した。

岸田首相は、「決議の内容は、いずれも政府として重く受け止めるべきものと考えており、決議の趣旨を十分に踏まえ、今後、指摘を受けることがないよう改善、指導していく」と述べた。