「ちゃんと評価してくれない」2カ月で離職 保護司に漏らした不満

AI要約

大津市で保護司の新庄博志さん(60)が殺害された事件で、逮捕された飯塚紘平容疑者(35)が約2年前の就労先で不満を漏らしていたことが明らかになった。

飯塚容疑者は2019年に保護観察となり、新庄さんが立ち直り支援をしていたが、就労に不満を抱えていた。警察は背景を調査中。

飯塚容疑者は新庄さんの殺害容疑を否認しており、事件の動機についてさらなる調査が求められている。

「ちゃんと評価してくれない」2カ月で離職 保護司に漏らした不満

 大津市で保護司の新庄博志さん(60)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された保護観察中の無職、飯塚紘平容疑者(35)が約2年前、紹介された就職先を約2カ月で辞め、「自分をちゃんと評価してくれない」と新庄さんに不満を漏らしていたことがわかった。離職の経緯について、新庄さんから説明を受けた就労支援団体の男性が取材に明らかにした。

 飯塚容疑者は2019年7月、別の事件で保護観察となり、新庄さんが立ち直り支援を担当してきた。保護司は定期的な面接のほか、就労支援も活動の柱の一つ。滋賀県警は、容疑者の就労への不満が、事件に至る背景にあったかどうか調べる。新庄さんに対する殺人容疑について「やっていません」と否認しているという。