容疑者の「仕事が続かない」 被害者の保護司、周囲に相談

AI要約

大津市の住宅で5月、保護司のレストラン経営新庄博志さん(60)の遺体が見つかった事件で、再逮捕された飯塚紘平容疑者(35)について、新庄さんが容疑者の仕事に関する問題を周囲に相談していたことが明らかになった。

更生保護団体関係者によると、新庄さんは数年前に就労支援員に仕事先を紹介してほしいと相談し、容疑者に建設会社の仕事を紹介したが、容疑者は数カ月で退職してしまった。

滋賀県警が保護司の就労指導にトラブルがあったか調査を行う中、新庄さんの周囲には仕事が続かない問題があったことが報告されている。

 大津市の住宅で5月、保護司のレストラン経営新庄博志さん(60)の遺体が見つかった事件で、殺人の疑いで再逮捕された飯塚紘平容疑者(35)=強盗罪で保護観察付き有罪確定=に関し、新庄さんが「(容疑者の)仕事が続かない」と周囲に相談していたことが9日、分かった。滋賀県警は、保護司が更生支援の一環として行う就労指導でトラブルがなかったか調べる。

 更生保護団体関係者によると、新庄さんは22年ごろ、連携しているNPOの就労支援員に対し「仕事先を紹介してほしい」と相談。支援員は県内の建設会社を紹介したが、容疑者は数カ月で退職した。新庄さんは、仕事が続かないことを周囲に相談していたという。