数十分で立ち去ったか 飯塚容疑者、現場から 来客の形跡も・大津保護司殺害

AI要約

事件で保護司の新庄博志さんが殺害され、逮捕された飯塚紘平容疑者が犯行後に数十分以内に立ち去っていたことが明らかになった。

新庄さんの宅に来客の形跡があり、県警は飯塚容疑者が面談中に殺害した可能性を捜査中である。

飯塚容疑者は殺害を否認しており、捜査は進行中である。

 大津市の住宅で保護司の新庄博志さん(60)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された保護観察中で無職飯塚紘平容疑者(35)が、事件当日に新庄さん宅を訪れた後、数十分以内に立ち去っていたとみられることが11日、捜査関係者への取材で分かった。

 

 新庄さん宅には、来客の形跡があったことも判明。滋賀県警は、飯塚容疑者が担当保護司だった新庄さんと面談した際に殺害したとみて、調べを進めている。

 県警によると、新庄さんは5月24日午後7時から、自宅で飯塚容疑者と面接する予定だった。同時刻には、新庄さん宅を訪問する同容疑者の姿が門扉のインターホンのカメラに映っていたほか、周辺の防犯カメラにも徒歩で新庄さん宅に向かう同容疑者の映像が残されていた。

 捜査関係者によると、周辺の防犯カメラの映像などから、その数十分後に飯塚容疑者が新庄さん宅を立ち去ったとみられることが分かった。同26日に新庄さんの遺体が発見された際には、リビングの照明が点灯したままなど、来客に対応した形跡もみられたという。

 県警は今月8日、新庄さんの上半身を刃物で複数回、突き刺すなどして殺害した疑いで、飯塚容疑者を逮捕。同容疑者は「私はやっていませんし、何も答えたくありません」と容疑を否認している。