介護施設の利用者を薬物中毒に 看護師を傷害容疑で逮捕 北海道

AI要約

北海道の介護施設で利用者が薬物中毒に陥り、看護師が逮捕された事件について報道されました。

35歳の看護師が利用者に睡眠作用のある薬物を摂取させ、意識障害を引き起こすという疑いがかけられています。

被害者は81歳の男性で、2日の加療を必要とする状態になったと報告されています。

介護施設の利用者を薬物中毒に 看護師を傷害容疑で逮捕 北海道

 介護施設で利用者を薬物中毒に陥らせたとして、北海道警室蘭署は10日、登別市美園町5の看護師、渡辺裕一容疑者(35)を傷害の疑いで逮捕した。

 逮捕容疑は5月30日、登別市美園町2のデイサービス施設で、利用者の男性(81)に睡眠作用などがある薬物を摂取させ、薬物中毒によって加療2日の意識障害にさせたとしている。「間違いありません」と容疑を認めているという。

 道警によると、男性は30日に意識がもうろうとした状態で救急搬送された。搬送先の病院から「患者に異常が認められ口腔(こうくう)内が青いため、睡眠薬を飲み込んだことが認められる」との通報が室蘭署に寄せられた。当時の状況を調べている。【後藤佳怜、谷口拓未】