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【装蹄師・西内荘コラム】装蹄師は人手不足…学校を視察
G1レースが終わり、函館開催が始まった北海道シリーズ。栗東トレセンは少ない馬でゆったりとした雰囲気になっている。
装蹄師不足が深刻化しており、装蹄教育センターに求人が多数掲載されている状況。技術職として人気があるが、定員が限られているため見直しを検討すべき。
新馬戦ではカルドウェル、ルクスマーベリック、テイエムリステットなどが注目されており、力を感じさせる馬が多い。
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G1レースも一区切り、今週から函館開催が始まり北海道シリーズに入りました。毎年のこと、通いの小倉開催と違って北海道は滞在競馬になるので栗東トレセンは馬少なくなった分、何となくゆったりとした雰囲気になりました。
わたしも今週は北海道に行くのですが、うちから開業した者が滞在している函館は任せてあるので寄らずに牧場をまわって来るつもりです。その前に宇都宮にある装蹄教育センターに立ち寄って装蹄師になるため頑張っている生徒を見てきました。
JRAに所属している装蹄師は開業と職員合わせ150名以上いるのですが、まったく手が足りない状態で学校に求人表がたくさん表示してありました。私もそのひとりで、いい生徒がいればと思って立ち寄ったのですが、年間16名の生徒数では当然ですが少なすぎて、中央競馬に限らず地方や牧場、乗馬と人手不足になっている要因になっています。
装蹄師は技術職ということもあり人気はあるので毎年受験している人数は多いにもかかわらず定員が16名ですから見直すときではないかと思います。
新馬戦の始まった先週は担当する馬のデビューがなかったので、今年初の新馬は土曜のカルドウェル。素質を感じる感触でしたしスマートエクシードも上々でした。中でも土曜9Rルクスマーベリックはやっと本格化してきた感がありここでも力は足りると思います。10Rテイエムリステットはまだ緩く完成は先かもしれないですが今の状態でも能力は高いです。
●6月8日(土)
・函館
1R ルクスアドラー
6R ドウアドバンテージ
11R スマートルシーダ
・京都
3R ライスベリー
5R カルドウェル
9R ルクスマーベリック
10R テイエムリステット
カッティングジェム
●6月9日(日)
・函館
2R リネアグローリア
3R スマートレパード
12R ダノンフューチャー
・東京
9R ダノンヒューマ
・京都
1R アメリカンピース
2R カーロアヴァンティ
9R ダノンターキッシュ
11R ゴールドハイアー
以上が装蹄から感じた好感触馬です。