2月に死亡したベアトリス王女の元恋人、死因はストリートドラッグと英紙報道 

AI要約

英王室のベアトリス王女の元恋人が、薬物過剰摂取で亡くなったことが判明した。

死因はケタミン、コカイン、フェンタニル、プロマゾラムの組み合わせによる過剰摂取であると報告されている。

元恋人は以前にも過失致死罪で起訴されたり、複数の法的トラブルを起こしていた。

2月に死亡したベアトリス王女の元恋人、死因はストリートドラッグと英紙報道 

 英王室のベアトリス王女(35)が10代だった2005年から06年頃に交際していた元恋人が、今年2月にホテルの部屋で亡くなった件で、死因が判明した。

 英デイリー・メール紙によると、米フロリダ州マイアミのホテルの部屋で亡くなった自称イタリア人コンサルタントのパオリ・ウッツォさんの体内から、米国全土で急増するストリートドラッグが検出されたという。

 同紙が入手した検視報告書によると、ケタミン、コカイン、フェンタニル、プロマゾラムの組み合わせによる過剰摂取で死亡したという。フェンタニルとプロマゾラムは、売人によって合成麻薬「ベンゾドープ」を製造するために混合されることが多く、この組み合わせは昨年、米ニューヨークのアパートで亡くなった俳優ロバート・デ・ニーロの孫レアンドロさんの死因にもなっている。

 マイアミ市警察は、ウッツォさんの死因は薬物の過剰摂取と見て捜査していることが今年4月に報じられていた。

 ウッツォさんはベアトリス王女と交際する前に、大学の同級生を殴って死亡させた過失致死罪で起訴されるも後に暴行罪に格下げされ、1000時間の社会奉仕活動が命じられていたことから、2人の交際は当時物議を醸した。破局後も、09年にオーストラリアで交通事故を起こした際にコカインを所持が発覚して逮捕されたり、カジノで宿泊費と食事代を踏み倒して起訴されるなど度々問題を起こしてきた。王女は、死を知って悲しんでいると伝えられている。

 王女は2020年に不動産開発業者のエドアルド・マッペリ・モッツィ氏と結婚し、21年に長女が誕生している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)