大津の保護司殺害、8日にも逮捕 容疑で35歳男、滋賀県警

AI要約

大津市の住宅で保護司の新庄博志さんが殺害された事件で、無職の男が逮捕状を取られることが明らかになった。

男は以前に強盗事件を起こし、更生支援を受けていた新庄さんが担当していた。

保護司が保護観察対象者に殺害される事例は非常に珍しいことであり、新庄さんは面談を重ねて男と面識があった。

 大津市の住宅で5月、保護司でレストラン経営新庄博志さん(60)の遺体が見つかった事件で、滋賀県警が、殺人の疑いで近所に住む無職の男(35)の逮捕状を取ったことが8日、捜査関係者への取材で分かった。同日中にも逮捕する方針。男は2019年に強盗事件を起こし保護観察付きの有罪判決を受け、新庄さんが更生支援を担当していた。

 法務省によると、保護司が保護観察対象者だった人物に殺害される事件は1964年に起き、それ以降は確認されていない。新庄さんは06年から保護司として活動し、男を自宅に招いて面談するなど面識があった。