甘くてうまい夏の味覚、準備はOK 高級「函南スイカ」目ぞろえ会

AI要約

函南スイカの出荷時期が迎えられ、生産者や市場関係者が出荷規格や販売計画を確認する目ぞろえ会が開かれた。

今季の函南スイカは良好な出来で、出荷量は約2万ケースを予定し、7月末まで出荷が続く見込み。

生産歴40年の函南西瓜組合長は、雨の影響で作付けが遅れたものの、甘みが乗ったおいしいスイカができたと語った。

甘くてうまい夏の味覚、準備はOK 高級「函南スイカ」目ぞろえ会

 高級スイカとして知られる「函南スイカ」が出荷時期を迎え、静岡県函南町大土肥のJAふじ伊豆の函南集出荷場で「目ぞろえ会」が開かれた。生産者や市場関係者が出荷規格や販売計画などを確認した。今季のスイカの出来は良いという。

 同町特産の函南スイカは生産者8人が約6・5ヘクタールで栽培しており、今季の出荷量は約2万ケース(1ケース2玉)を予定している。昨年より9日遅い5月19日にハウス物の出荷が、27日には露地物の出荷が始まっており、天候に恵まれれば7月末まで出荷が続く。

 6日も収穫したスイカを乗せたトラックが集出荷場に集まった。JAの検査員がスイカをたたく打音検査などで上から秀・優・良の等級を判断。等級と大きさ別に分類されたスイカは、段ボール箱に詰められた。

 生産歴約40年という函南西瓜組合の岩本良夫組合長(71)は「2月に雨が多く畑に入れなかったため作付けが遅れたが、3月以降は順調に生育した。甘みが乗ったおいしいスイカができた」と話した。【石川宏】