長年の供養に警視庁感謝状 西南戦争の墓、町内会清掃

AI要約

1877年の西南戦争に従軍後、帰還中の船内でコレラに感染し死亡した警視庁の警察官らの墓地で、地元町内会に感謝状を贈った

墓地には警視庁が派遣した兵士らが眠り、地元住民が清掃活動や供養を続けている

警視庁は創立150年を迎えたことを機に、感謝状の贈呈を決定し、町内会の会長に手渡した

 1877年の西南戦争に従軍後、帰還中の船内でコレラに感染し死亡した警視庁の警察官らの墓地(神奈川県横須賀市)で、長年にわたり清掃活動や供養を続けてきた地元町内会に、警視庁は5日、感謝状を贈った。

 墓地には警視庁が「警視隊」として派遣した31人を含む兵士らが眠る。当初は国が管理していたが、やがて地元住民が墓地周辺で草刈りなどを始め、毎年慰霊祭を開いている。

 警視庁は今年創立150年を迎えたことを機に、感謝状の贈呈を決定。森元良幸副総監が同市内で、深浦町内会の今村恭啓会長(83)に感謝状を手渡した。