三笠宮妃百合子さま101歳に 皇室最長寿に

AI要約

三笠宮妃百合子さまは101歳の誕生日を迎え、明治以降の皇族で最長寿となったことが発表された。

百合子さまは入院中に脳梗塞と誤嚥性肺炎と診断され、現在はリハビリに取り組んでいる。

百合子さまは三笠宮崇仁親王と結婚し、家族や社会活動で長きにわたり貢献してきた。

三笠宮妃百合子さま101歳に 皇室最長寿に

 三笠宮妃百合子(みかさのみやひゆりこ)さまは4日、101歳の誕生日を迎えた。昭和天皇の末弟の三笠宮崇仁(たかひと)親王の妻で、上皇さまの叔母にあたる。宮内庁によると、明治以降の皇族では、2016年10月に100歳で亡くなった三笠宮さまを上回る最長寿となった。

 百合子さまは3月に入院。脳梗塞(こうそく)と誤嚥(ごえん)性肺炎と診断され、療養を続けている。黒田武一郎・宮内庁次長の今月3日の記者会見によると、車いすに座るなど日常動作のリハビリに取り組んでいるという。

 百合子さまは1923(大正12)年6月4日、華族で貴族院議員の高木正得(まさなり)子爵の次女として生まれた。太平洋戦争開戦直前の41年10月、18歳で三笠宮さまと結婚。3男2女を育て、75年間にわたり三笠宮さまを支えた。恩賜(おんし)財団母子愛育会の総裁や、和装普及を進める「民族衣裳文化普及協会」の名誉総裁を長く務めた。