中国、住宅販売の落ち込み和らぐ-不動産対策の取り組み奏功か

AI要約

中国の住宅用不動産市場は5月に落ち込みが和らいだ。市場活性化に向けた政府の取り組みが効果を見せ始めている。

不動産大手100社の新築住宅販売額が前年同月比で約33.6%減の3224億元となり、4月に比べて減少率は緩和された。

政府は地方政府に対し、住宅在庫買い取りや物件購入規制の緩和などの支援策を発表。大都市もさまざまな措置で市場をサポートしている。

(ブルームバーグ): 中国の住宅用不動産市場は5月に落ち込みが和らいだ。市場活性化に向けた当局の最近の取り組みが奏功し始めつつあることが示唆された。

中国房産信息集団(CRIC=克而瑞)の暫定データによれば、不動産大手100社の新築住宅販売額は前年同月比で約33.6%減の3224億元(約7兆円)。4月は45%減少していた。5月は前月比では3.4%増加した。

中国は5月中旬に、地方政府による住宅在庫買い取りや物件購入規制の緩和などの対策を発表。上海、深圳、広州といった大都市は、頭金に関する要件緩和といった措置を打ち出した。

原題:China Home Sales Slump Eases After New Government Support(抜粋)

--取材協力:Evelyn Yu.

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