成田空港の訪日客、最高記録2カ月連続 総旅客317万人=4月実績

AI要約

成田国際空港会社の2024年4月の旅客数は32%増の317万642人で、5カ月連続で300万人を上回る。 国際線旅客は37%増の257万5776人で、外国人客は過去最高記録を更新。 国内線旅客は14%増の59万4866人。 貨物量は2%増の15万9437トン。

国際線旅客のうち、日本人は49%増、外国人は41%増、通過客は7%減。 3年2カ月連続で前年を上回るも、日本人旅客は依然として回復に課題が残る。 国内線旅客は2カ月ぶりに前年を上回った。

300万人越えの総旅客数を記録した成田国際空港は、外国人旅客の回復が顕著でコロナ前の水準に戻りつつある。 一方、国内線旅客も持ち直しの兆しを見せており、徐々に需要が回復傾向にある。

成田空港の訪日客、最高記録2カ月連続 総旅客317万人=4月実績

 成田国際空港会社(NAA)の2024年4月運用状況速報値によると、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同月比32%増の317万642人で、5カ月連続で300万人を上回った。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)前の2019年同月と比較すると11%減で、9割近い回復が続き、3年1カ月連続で前年を上回った。国際線旅客のうち、外国人客は開港以来の単月記録を2カ月連続で更新した。

 旅客数は国際線が37%増(19年同月比14%減)の257万5776人で、国際線旅客は200万人を11カ月連続で突破した。このうち日本人は49%増(50%減)の50万4011人、外国人が41%増(8%増)の189万5715人、通過客が7%減(20%減)の17万6050人となった。また、国内線の旅客数は14%増(1%増)の59万4866人だった。

 国際線旅客は3年2カ月連続で前年を上回った。外国人旅客は開港以来の単月記録を3月に続き更新しコロナ前超えが続く。一方、日本人旅客は半数近くの戻りにとどまっており、依然として回復に差がみられる。国内線旅客は2カ月ぶりに前年同月を上回った。

 貨物量は2%増(6%減)の15万9437トンだった。