敵からの脅威を「気球」で監視!? 奇妙な形の軍用エアロスタットを購入へ ポーランド

AI要約

ポーランド国防省がアメリカ政府と早期警戒型エアロスタットを購入する協定を締結したことを発表。

エアロスタットはヘリウムガスを使って浮く気球で、早期警戒センサーを搭載した連結式エアロスタット・レーダー・システムとして知られる。

ポーランドは9億7000万ドルで4機の気球を購入し、2026年末までに1機を配置し、残りの3機も2027年末までに納入予定。

敵からの脅威を「気球」で監視!? 奇妙な形の軍用エアロスタットを購入へ ポーランド

 ポーランド国防省は2024年5月22日、早期警戒型エアロスタット(空中浮遊型航空機)を購入する協定をアメリカ政府と締結したと発表しました。

 エアロスタットとは、簡単にいえばヘリウムガスを使って浮く気球です。

 今回ポーランドが購入する予定の機体は、早期警戒センサーを装備した「連結式エアロスタット・レーダー・システム」とも呼ばれるもの。ミサイル、航空機、無人航空機(UAV)、水上艦船など、脅威度の高い物体をいち早く検知し、早期に警告を出すという仕組みで、索敵範囲は300kmを超えるといわれています。

 ポーランドは、この気球を約9億7000万ドルで4機購入する予定です。

 購入後はベラルーシやウクライナにほど近い東部に配置する計画で、同国軍需庁によると最初の1機は2026年末までに、残りの3機も2027年末には納入される予定のようです。