UBS、米国事業トップに投資銀責任者カロフスキー氏を指名
UBSグループが米国事業責任者を新任し、ウェルス部門を再編する大規模な幹部交代を行うことが発表された。
投資銀行責任者のロブ・カロフスキー氏が新たなポジションに就き、イクバル・カーン氏はウェルス部門の共同社長に就任する。
クレディ・スイスとの合併完了後、UBSは米州やアジア市場に注力し、執行チームの刷新を行う方針だ。
(ブルームバーグ): スイスの銀行UBSグループは、投資銀行責任者のロブ・カロフスキー氏を米国事業責任者兼ウェルス部門共同責任者に指名した。セルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)にとって、クレディ・スイス買収後で初の大規模な幹部交代となる。
30日の発表資料によると、これまでウェルス部門を単独で統括してきたイクバル・カーン氏は同部門の共同社長となり、同時にアジア太平洋部門の社長も務める。同氏は今夏以降にアジアに本拠を移す予定だという。
UBSはクレディ・スイスとの法的な合併を完了し、米州やアジアの主要市場に照準を合わせる準備を進める中、執行チームを刷新している。カロフスキー氏の昇格は、エルモッティ氏が目指す米国事業の拡大に寄与するほか、カーン氏が高成長市場に集中できる状況につながる。
ブルームバーグは先にカロフスキー氏の昇格について報じていた。
関連記事
原題:UBS Makes Karofsky, Khan Wealth Co-Heads in Management Shakeup(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.