ＬＭＥアルミ２年ぶり高値、中国が生産能力の制限強化－銅は下落
AI要約
中国が二酸化炭素排出削減目標達成のため、金属全般の生産能力制限を強化し、アルミ相場が2年ぶりの高値を記録。
アルミは他の非鉄金属とともに上昇し、需要が高まっている。中国が省エネと炭素削減に向け、生産能力制限を強化する作業計画を発表。
ＬＭＥのアルミ相場が2022年以来の高値を記録。他の金属は下落傾向にある中で、アルミは強い動きを見せている。
（ブルームバーグ）： ロンドン金属取引所（ＬＭＥ）のアルミニウム相場はアジア時間30日の取引で上昇し、２年ぶりの高値を付けた。最大生産国である中国が二酸化炭素（ＣＯ２）排出削減目標を達成するため、金属全般の生産能力の制限を強化した。
アルミは今年に入り、他の非鉄金属とともに上昇。３月末から20％近く上げている。米金融緩和の見通しに加え、中国が苦境にある不動産セクターの支援を強化したことで、需要が高まった。
中国国務院は2024－25年の省エネと炭素削減に向けた作業計画で、鉄鋼からアルミナに至る産業の生産能力制限を強化すると表明。より環境に優しいエネルギーへの移行で銅やアルミの需要が押し上げられている時期に、中国が供給抑制に動いたことがさらなる追い風となった。
ＬＭＥのアルミ相場は上海時間午前10時58分（日本時間同11時58分）までに一時1.1％高の１トン＝2799ドルと、2022年６月以来の高値を記録。一方、ＬＭＥの他の金属は下落。銅は一時1.1％安を付けた。
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原題：Aluminum Hits Two-Year High as China Capacity Limits Help Rally（抜粋）
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