実名公開!テスラ、ズーム、ロブロックス…“オワコン銘柄”こそ激アツ。これが2024年最強米国株だっ!トランプ勝利で起こり得る「やばいシナリオ」

AI要約

2024年は、日本とアメリカの政治イベントが目白押しで相場の動向に注目が集まる。日米の主要銘柄を保有するぶたまる氏が、テスラやロブロックスなどの銘柄選定の極意を語る。

ぶたまる氏の保有銘柄には、テスラやレモネード、ロビンフッドなどが含まれる。オワコンと言われる銘柄も見逃さず、企業の成長を重視している。

テスラやロブロックスなどの今後の成長を見込み、ぶたまる氏はポートフォリオを構築している。投資家としての視点から、銘柄選定の理由や展望を解説している。

実名公開!テスラ、ズーム、ロブロックス…“オワコン銘柄”こそ激アツ。これが2024年最強米国株だっ!トランプ勝利で起こり得る「やばいシナリオ」

 2024年は、東京都知事選や自民党総裁選といった日本の主要イベントに加え、アメリカでは共和・民主両党の全国大会や大統領選挙など、日米ともに重要な政治イベントが目白押しだ。

 では、こうした政変によって相場はどう動くのだろうか?

 今回フィーチャーするのは、在米で長年にわたり米国市場をウォッチしているぶたまる米国株投資氏(X:@Butamaru_Butako)。英字新聞の情報をもとに、米国の相場をわかりやすい図表にして毎朝noteにて配信している。

 みんかぶマガジン短期連載「米国株投資家が予測、日米株式市場の見通し」第3回は、ぶたまる氏の銘柄選定の極意について話を伺った。

ーーぶたまるさんのポートフォリオについて教えてください。

 第2回でお伝えしましたが、利益を追求するよりも企業の成長を見守るほうが好きなんです。そのため、世間一般的にはオワコンと言われているような銘柄をあえて保有しています。

 以下、代表的な保有銘柄です。

テスラ(TSLA)

 保有する理由は、アメリカで実際にテスラを使用し、そのイノベーションを体感しているからですね。現在はトレンドから外れており、以前ほどの勢いはありませんが、これは外部要因によるものであり、企業自体の業績は決して悪くありません。

 また、リビアン(RIVN)やルーシッド(LCID)をひと通り乗ってみましたが、ソフトウェアではテスラが断トツにいいんですよ。

 ちなみに以前、14~15ドルのころに持っていましたが、コロナ禍のときに誰も車に乗らなくなったので「もう無理だな」と一度見切りをつけてしまって……。ただ、あれから自動運転の技術がものすごく進みました。そして何より将来性があるので、2023年の下落時にも購入したりなど、ここ数年で買い直した銘柄なんです。

レモネード(LMND)

 この企業は、金融とテクノロジーを組み合わせた「インシュアテック」というビジネスモデルで保険業を展開しています。アプリですべて完結する保険を提供していて、私自身も加入しています。

 レモネードは自動車保険の会社を買収していて、同社の提供するドライブレコーダーの性能もいいですし、クレーム対応はオンラインなので短時間で完結します。

 また、アメリカの若年層からも人気があるので、これからの成長が期待できます。加えて、ペット保険も充実していて割安なので、需要はあると思います。

 さらに日本市場にも進出しており、東京海上HDとの業務提携やソフトバンクグループからの出資を受けて、勢いを増しています。

ロビンフッド マーケッツ(HOOD)

 アメリカで人気の投資アプリ「ロビンフッド」を提供するロビンフッド マーケッツです。私が投資にハマったきっかけとなった企業ですね。

 現在はほぼ銀行株のようになっていて、アメリカは金利が高いので、ロビンフッドにお金を入れると結構金利がつくんですよ。株も売買できるし、何でも屋になりつつありますね(笑)。2021年にIPO銘柄として購入し、今までも何度か買い増ししている銘柄です。

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)

 コロナ禍で急成長を遂げたズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(以下、ズーム)です。2020年には500ドルを超えましたが、2024年現在では60ドル台に落ちていて、あまり注目されている様子もありません。

 ですがズームは今、電話やチャット、ビデオ会議など幅広く対応可能な「ズームフォン」、AI機能を搭載した「ズームワークプレース」など、いろいろなプラットフォームを作ろうとしていますよ。

 個人的には、有能なエリック・ヤンCEOがこのままで終わるわけがないと考えているので、引き続き保有し、成長を見守りたいと思います。

ロブロックス(RBLX)

 若年層に人気があるオンラインゲーム「ロブロックス」を提供する企業ですね。同企業は、現在赤字ではありますが、倒産する可能性は限りなく低いと踏んでいます。

 売り上げも安定しており、現在の総ユーザー数は約2億人に達し、オンラインゲームとしての確固たる地位を築いています。日本でもユーザーが増えているので、デジタル広告も計画中です。今後、さらなるユーザー数の増加と広告による売り上げが期待されます。

 加えて、ロブロックスに対しては、初期アマゾンのような広告による売り上げ増加への期待が高いです。