トヨタ、パリ五輪で最高位スポンサー契約を終了…所属選手の個別支援に重点

AI要約

トヨタ自動車が、2024年にパリ五輪を最後にIOCとの最高位スポンサー契約を終了することを発表。

選手らを個別に支援する方針を示し、最高位スポンサー契約が適切でないと判断。

トヨタは過去10年間、世界の五輪大会で選手や関係者用の車両提供を行っており、今後は支援のあり方を新たに検討する。

 トヨタ自動車が、国際オリンピック委員会(IOC)と結んでいる五輪の最高位スポンサー契約について、パリ五輪が開かれる2024年で終了することが分かった。自社に所属する選手らを個別に支援するなどの方が、支援のあり方として適切だと判断した。

 トヨタは15年、五輪の最高位スポンサーとして、24年までの10年契約を結んだ。最高位のスポンサー契約は世界の自動車メーカーで初めてだった。16年のリオデジャネイロ大会以降、21年の東京大会を含む夏季、冬季大会で選手や関係者用の車両提供などを行い、パリ五輪でも支援を決めている。

 トヨタは、国際パラリンピック委員会(IPC)とも最高位パートナー契約を結んでいるが、パラリンピックの競技団体は資金力に乏しいところも多く、今後、支援や協力のあり方を検討する。