NTTコミュニケーションズ、国内初「水利用」したサーバー冷却技術をデータセンターに導入

AI要約

発熱量が高く、大量の電力を消費するデータセンターの電力効率を上げる新技術が日本で初公開されました。

NTTコミュニケーションズが水を活用したサーバーの冷却技術を導入し、電力効率を約30%アップできると発表しました。

世界のデータセンターの消費電力の急増を受け、新たな冷却技術の導入が急務となっています。

NTTコミュニケーションズ、国内初「水利用」したサーバー冷却技術をデータセンターに導入

 発熱量が高く、大量の電力を消費するデータセンターの電力効率を上げる国内で初めての技術が公開されました。

 生成AIの急速な発展によって、データセンターの消費電力量の急増が問題になっています。国内の多くのデータセンターには高発熱サーバーを冷やす設備がなく、大型のファンで冷却しているのが現状です。

 NTTコミュニケーションズは、日本で初めて水を活用したサーバーの冷却技術をデータセンターに導入します。約20度の水を管に通して循環させ、チップを直接冷やすことで電力効率を約30%アップできるということです。2025年の3月をめどに運用を開始する予定です。

 世界のデータセンターの年間消費電力は、2018年と比較して2050年には約2600倍になると言われています。(ANNニュース)