ANA、A380就航5周年 ウミガメ「ラニ」保育園児と誕生日祝う

AI要約

全日本空輸(ANA/NH)は5月24日、総2階建ての超大型機エアバスA380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」の就航5周年記念イベントを成田空港で開催した。

ANAのA380は、全3機が成田-ホノルル線の専用機材として活躍しており、特別塗装とイメージキャラクターが設定されている。

イベントでは、初号機のイメージキャラクターであるウミガメ「ラニ」の5歳の誕生日を祝う機会が設けられ、成田空港内で楽しいイベントが行われた。

ANA、A380就航5周年 ウミガメ「ラニ」保育園児と誕生日祝う

 全日本空輸(ANA/NH)は5月24日、総2階建ての超大型機エアバスA380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」の就航5周年記念イベントを成田空港で開催した。全3機あるA380のうち、青い初号機(登録記号JA381A)のイメージキャラクターであるウミガメ「ラニ」の5歳の誕生日を空港内の保育園児と祝った。

 ANAのA380は、全3機が成田-ホノルル線の専用機材。「空飛ぶウミガメ」の意味を持つ「FLYING HONU」と名付け、ハワイの空と海、夕陽をイメージした1機ずつ異なる特別塗装を施し、表情も正面を見る初号機、ほほ笑む2号機(JA382A)、まつげを描いた3号機(JA383A)と違いがある。

 5年前の2019年5月24日に青(ANAブルー)の初号機が就航。深緑(エメラルドグリーン)の2号機は同年6月18日、オレンジ(サンセットオレンジ)の3号機は2023年10月20日に就航した。成田-ホノルル線は1日2往復の週14往復で、2023年12月6日からは全便にA380を投入している。

 座席数は4クラス520席で、ファーストクラスが8席、ビジネスクラスが56席、プレミアムエコノミーが73席、エコノミーが383席。アッパーデッキ(2階席)にファーストとビジネス、プレミアムエコノミーを配し、メインデッキ(1階席)はすべてエコノミーで、後方には日本の航空会社では初となるカウチシート「ANA COUCHii」を導入した。

 A380就航に合わせ、ANAはウミガメをモチーフにしたオリジナルキャラクターのラニ(青)、カイ(グリーン)、ラー(オレンジ)を登場させた。ANAによると、キャラクター3体の名前は機体の愛称ではなく、各機のイメージキャラクターだという。

 24日に成田空港に開かれたイベントには、ラニとカイ、ラーが出席。グランドスタッフらとくす玉を割ったほか、空港内の保育ルーム「たんぽぽ」の園児も参加して「ハッピーバースデートゥーユー」を歌い、5月生まれの園児とラニの誕生日をお祝いした。

 ANAの執行役員で、2022年4月から成田空港支店長を務める岡功士氏は「コロナで運航できない期間は、レストランなどでかわいがっていただき、なんとかここまで来られた。昨年12月からは最終形であるダブルデイリーとなり感慨深い。9月末までの予約は昨年と比べて1.5倍に増えている」と述べた。