印アダニ・グループ中核企業、不正疑惑での株価下落を全て帳消し

AI要約

アダニ・エンタープライゼズの株価が不正疑惑の影響を全て帳消しにし、2%上昇。

ヒンデンブルグ・リサーチが不正疑惑を提起していたが、アダニ・グループは否定。

インド株のS&P BSE Sensex指数に採用され、株価上昇の要因となった。

(ブルームバーグ): インドの新興財閥アダニ・グループの中核企業アダニ・エンタープライゼズの株価が24日の取引で一時2%高となり、米調査会社ヒンデンブルグ・リサーチが主張した不正疑惑で売り込まれた値下がり分を全て帳消しにした。

ヒンデンブルグは2023年1月、港湾や電力など多岐にわたる事業を手がけるアダニ・グループが株価操作などの不正行為に関与しているとするリポートを発表。同グループはこれらの疑惑を繰り返し否定してきたが、グループ傘下の上場企業は株式市場で大きく売り込まれていた。

インド株のS&P・BSEセンセックス指数にアダニ・エンタープライゼズが6月にも採用され、株価指数に連動するファンドによる買いがたらされる可能性があるとの予想も、株価上昇の一因となっている。

原題:Adani Flagship Erases All Stock Losses Sparked by Hindenburg (抜粋)

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