NYダウ今年最大の下落幅、605ドル安の3万9065ドル…利下げ開始の遅れ懸念

AI要約

23日のニューヨーク株式市場では、ダウ平均株価が前日比605・78ドル安の3万9065・26ドルとなり、2営業日連続の値下がりとなった。

米国の経済指標が市場予想を上回り、インフレ懸念が強まる中、航空機大手ボーイングや半導体大手インテルなどが売られた。

ナスダック総合指数はIT企業の銘柄が多い中、半導体大手エヌビディアの好決算発表で9%上昇した。

 【ニューヨーク=小林泰裕】23日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比605・78ドル安の3万9065・26ドルだった。値下がりは2営業日連続で、下落幅は今年最大となった。

 23日に発表された米国の経済指標が市場予想を上回り、インフレ(物価上昇)が長期化して米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始が遅れるとの懸念が強まった。航空機大手ボーイングや半導体大手インテルなどの銘柄が売られた。

 IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は65・51ポイント安の1万6736・03だった。22日に市場予想を上回る好決算を発表した半導体大手エヌビディアは9%上昇した。