仕事に集中できる場所が分かる!? 位置情報の新サービス【WBS】
東京都内で21日、GPSなどの位置情報を使った新たな技術を紹介するイベントが開かれました。
16の企業や省庁が参加し、生産性を上げるためのサービスが注目されました。
建設大手「竹中工務店」のブースでは、新しい仕事への集中度計測システムが紹介されました。
東京都内で21日、GPSなどの位置情報を使った新たな技術を紹介するイベントが開かれました。注目されたのが、仕事に集中できる場所が分かるというサービスです。
位置情報を使って新たなビジネスを生み出すマッチングイベント「ロケーションビジネス&マーケティングEXPO2024」。16の企業や省庁が出展し、2日間でおよそ2000人の来場を見込んでいます。
にぎわっていたのは、建設大手「竹中工務店」のブースです。
「私たちが開発した『ジスタ』は生産性を上げる。具体的には個人と企業のパフォーマンスを上げられるように開発した」(「竹中工務店」環境設計コンサルティンググループの伊勢田元グループ長)
「ジスタ」は利用者の心拍数などを基に仕事への集中度やストレスなどを計ります。
これを位置情報と組み合わせることで、オフィス内のどこが集中できる場所か、逆にストレスを感じる場所かが分かります。
情報はリアルタイムで計測され、企業はいつ、どこで会議を行うと効率が上がるかや、休憩を何時に取ると集中力が高まるかなど、生産性を高める取り組みができるといいます。
「ジスタ」の価格は1カ月500万円から(100人程度)。既に3社が利用を決めています。竹中工務店はこのシステムにAIを取り入れ、更なる進化を目指しています。
「AIで分析することで、より細かなパフォーマンスの向上をサポートできると考えている」(伊勢田グループ長)
※ワールドビジネスサテライト