ヘッジファンド会合、再び日本に注目か-昨年ベストピックはディスコ

AI要約

ヘッジファンド業界の年次会合ソーン・香港インベストメント・リーダーズ・コンファレンスが23日に開催され、昨年の投資アイデアの多くが好調だ。

2023年に注目を集めた日本とインドが、今年も話題になっている。

24年の会合では日本への関心が高く、日本関連の講演者が多数登場する予定だ。

(ブルームバーグ): ヘッジファンド業界の年次会合ソーン・香港インベストメント・リーダーズ・コンファレンスが23日に開催される。昨年の会合で掲げられた強気の投資アイデアの大半はなお好調だ。

2023年は、中国から距離を置きつつある国際投資家の関心を日本とインドが集めたが、今年の会合でも日本が注目の的になるもようだ。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以降では初の対面形式となった昨年の会合では、その前年に不在だった中国銘柄が戻ってきた。ただ、他の投資アイデアに大きく勝るパフォーマンスをこの1年間で見せたのは、タイボーン・キャピタル・マネジメントのイーシュナー・クリシュナン氏が挙げたディスコだ。23年5月17日から今年5月21日までに株価が222%上昇した。

その時に掲げられた大半の投資アイデアは2桁の上げを記録している。

24年の第12回会合のラインアップは、日本への関心が続いていることを示唆する。メインステージで話す予定の講演者のうち少なくとも4人は、日本での勤務経験があるか日本専門家。ゼナーアセットマネジメントのデービッド・ミッチンソン氏、カタリスト投資顧問の平野太郎社長、カナメ・キャピタルの共同創業者トビー・ローズ氏、 香港のヘッジファンド、オアシス・マネジメントのセス・フィッシャー最高投資責任者(CIO)らだ。

人工知能(AI)の分野では、クラウドアルファ・キャピタル・マネジメントで新たなAI特化ファンドを率いるクリス・ワン氏とタイボーン・キャピタルのクリシュナン氏が講演する。タイボーンは高成長のテクノロジー企業や消費関連企業への投資を専門とする。

原題:Hedge Funds’ Bullish Picks Mostly Win as Sohn Hong Kong Returns(抜粋)

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