仙台空港、国際線の保安サービス料引き上げ 検査員の処遇改善へ

AI要約

仙台国際空港会社が国際線の旅客保安サービス料を引き上げることを発表しました。新料金は1人あたり240円で、保安検査員の処遇改善や効率化に活用されます。

料金対象は国際線を出発する成人と子供で、航空券発券時に徴収されます。6月1日以降の出発客から適用されます。

保安検査員の拡充を図るための取り組みとして、PSSCの引き上げが行われることが期待されています。

仙台空港、国際線の保安サービス料引き上げ 検査員の処遇改善へ

 仙台空港を運営する仙台国際空港会社は5月21日、利用者から徴収する国際線の旅客保安サービス料(PSSC)を6月1日発券分から引き上げると発表した。出発客1人あたり現行の110円から130円引き上げて240円とし、保安検査員の処遇改善や保安検査の効率化につなげる。

 徴収対象となるのは、国際線を出発する満12歳以上の大人と、満2歳以上12歳未満の子供で、金額は大人と子供共通。航空券を発券する際、運賃とともに徴収するもので、6月1日以降に発券する出発客が対象になる。

 新型コロナ後、各地の空港では保安検査員の人手不足が課題となっており、仙台空港では国際線の復便などに対応するため、PSSCの引き上げで保安検査員の拡充を図る。