10年物価連動債入札が順調、応札倍率は2007年以来の高水準

AI要約

10年物価連動国債入札は順調に進み、応札倍率は2007年以来の高水準になった。

市場の期待インフレ率を示すブレークイーブンインフレ率は上昇し、投資家からの関心が高まった。

ブレークイーブンインフレ率は140bp台で推移しており、過去最高は150ベーシスポイントを記録した。

(ブルームバーグ): 財務省が20日に実施した10年物価連動国債入札は順調となり、応札倍率は2007年以来の高水準となった。市場の期待インフレ率を示すブレークイーブンインフレ率(BEI)の上昇を見込んで、投資家からの応札が増えた。

入札結果によると、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.27倍と、08年に発行が一時停止される前の07年以来の高水準となった。

市場の期待インフレ率を示すブレークイーブンインフレ率(BEI)は4月に一時150ベーシスポイント(bp)を超えて過去最高を更新。足元は140bp台で推移している。

関連記事

(c)2024 Bloomberg L.P.