「マグニフィセント・セブン関連銘柄は積極的に買い増し」シン・米国株投資家が提唱する銘柄選定の極意…実は超シンプルだった!

AI要約

米国株投資家レイチェル氏が、独自の投資術について語る。彼女の銘柄選定基準や投資戦略、売却基準などが明かされる。

レイチェル氏はマグニフィセント・セブンなどの次世代企業を重視し、現状における有望な産業に投資している。

売却基準はトレンド終了を見極めており、投機銘柄についてはリスク管理を重視している。

「マグニフィセント・セブン関連銘柄は積極的に買い増し」シン・米国株投資家が提唱する銘柄選定の極意…実は超シンプルだった!

 日経平均とNYダウに混乱が続いている。今後の株式市況に注目が集まる中でも、米国株投資家レイチェル氏(X:@rachelcubmike)は「それでも米国の株式市場はこれからも堅調に推移するでしょう」と話す。氏が明かす、現状における有効な投資術とは……?みんかぶマガジン短期連載「シン・米国株投資家が話す、失敗しない資産の作り方」第2回は、レイチェル氏の投資戦略などについて話を聞いた。

ーーレイチェルさんの銘柄選定の基準について教えてください。

 マグニフィセント・セブン(※米国株式市場を牽引する7銘柄)のような、次世代の産業を作る企業を選定しています。また、新しい産業を作っていく気概がある企業であれば投資対象になりますね。現在はAIが急速に成長していますので、半導体銘柄やAIを使ってサービス提供をする企業はもちろん、再生可能エネルギー、自動運転、宇宙産業など投資先は多くおります。

 やはり昔からある産業で地道にがんばる企業より、今十分に市場が形成されていないところで、将来を大きく担いそうな企業のほうが、株価上昇の余地があると考えています。

ーーそのほか選定基準はありますか?

 実はあまりありません。売上高や利益成長率、PER、ROEなどは気にしませんし、長期でのトレンドラインなどのテクニカルも特に気にしていません。

ーー次に、銘柄を購入する際の基準について教えてください。

 基本的には、毎月一定の金額を米国株のインデックスとハイテクに投資しています。ボーナスなどの臨時収入があったときには、アマゾン(AMZN)、エヌビディア(NVDA)、テスラ(TSLA)などのマグニフィセント・セブン関連銘柄を購入しています。これらの銘柄は積極的に買い増しています。

 また、第1回でお伝えしたように、安定・成長・投機の3つのカテゴリーに分けて購入しています。投機的なものについては、おもしろそうだと思った銘柄を試しに買ってみることもあります。

ーーでは、売却する際の具体的な基準は何ですか?

 インデックスやマグニフィセント・セブン、GAFAMについては、今後も上昇傾向が続くと考えているので、基本的には売却せずに保有し続けるつもりです。ただし、投機銘柄については、トレンドが終わったら売却します。

 例えば、コロナ禍ではワクチンメーカーのモデルナ(MRNA)や、アマゾンの子会社でEV事業を展開しているリビアン・オートモーティブ(RIVN)などを購入していました。また、実際には保有していませんでしたが、オンライン会議ツールのズーム(ZM)には興味があったので注目していましたね。

 ですが、トレンドが終わると株価上昇の見込みは一気になくなります。購入時と同じ価格になったり、最悪の場合はマイナスになることもあるので長期保有せずに売却します。