技能五輪いよいよ開幕、47職種に日本選手55人が登場

AI要約

第47回技能五輪国際大会が仏リヨンで開催され、日本から55人が参加している。

競技が熱戦を繰り広げ、各職種の選手たちが日ごろの技能を競っている。

日本選手団は金メダル獲得を目指し、2019年大会の成績を上回ることが期待されている。

技能五輪いよいよ開幕、47職種に日本選手55人が登場

 仏リヨンで開催している「第47回技能五輪国際大会」はいよいよ各競技がスタートし、会場の「ユーロエキスポ」で熱戦が繰り広げられている。今大会は69カ国・地域から過去最多の1360人の選手が参加。日本からは全59職種のうち、47職種・55人が出場して日ごろ鍛えた技能を競う。各職種の競技ブース付近には職場の先輩や上司が応援に駆け付け、様子を見守った。競技は14日まで行われる。

 「CNC旋盤」職種に出場する日立ハイテクの田澤大選手のブース前には、上司や両親をはじめ、約20人の応援団が駆けつけた。初日はプログラミング制御や削り出しなどの技を競った。CNC旋盤での出場は2015年のブラジル大会以来9年ぶり。会社としても応援に熱が入る。

 「再生可能エネルギー」職種で出場するきんでんの郡安拓海選手。初日は課題となる太陽光パネル設置と周辺機器の配置に取り組んだ。郡安選手の元には、同社の上坂隆勇社長が応援に駆けつけた。上坂社長は「結果を恐れることなく自分がやってきたことを信じて、世界に技術をしらしめてほしい」とエールを送った。

 日本選手団としては、金メダル2個で7位にとどまった2019年のロシア大会を上回る成績を残したいところ。金メダル獲得個数で3位以内の好結果を収められるかが注目される。