50年前のスタイリッシュ・クーペが現代に復活!? ルノーの「R17レストモッド」がカッコいい

AI要約

仏ルノーは2024年9月5日、1970年代のスポーツクーペ「ルノー17(以下、R17)」のレストモッド「R17 エレクトリック レストモッド×オラ・イトー」を発表しました。

 このプロジェクトは、過去の象徴的なモデルを新たな視点で捉えてリメイクするシリーズの一環です。

 R17 レストモッドは、元のクラシックなデザインに現代のテクノロジーを組み合わせ、内外装やパワートレーンをカスタマイズした斬新でエレガントなモデルとなっています。

 R17は1971年に登場したスポーティなスタイリッシュなクーペで、その当時の先進的なデザインと機能性が特徴でした。オリジナルから幅広くモディファイされ、車両重量の軽減やパワフルな電気モーターの搭載などがなされています。

 内装も再デザインされ、高級感あふれる素材や革新的なデジタルディスプレイが取り入れられています。

 ルノーとオラ・イトによる初の共同プロジェクトとして注目を集めるR17 レストモッドは、カーボンファイバーシャシや270hpの電気モーターなど、最新の技術と芸術を融合した際立つクルマで、パリモーターショーで展示されます。

50年前のスタイリッシュ・クーペが現代に復活!? ルノーの「R17レストモッド」がカッコいい

 仏ルノーは2024年9月5日、1970年代のスポーツクーペ「ルノー17(以下、R17)」のレストモッド「R17 エレクトリック レストモッド×オラ・イトー」を発表しました。

 どんなクルマなのでしょうか。

「レストモッド(restoーmod)」という言葉を初めて聞いた人もいるかもしれません。

 これはレストア(restore)とモディファイ(modify)を組み合わせた造語で、旧車をただレストアするだけでなく、内外装をドレスアップしたりパワートレーンなどをチューンしたカスタマイズのことです。

 2021年からルノーでは、過去の象徴的なモデルを新たな視点で捉えてリメイクするプロジェクトを数多く発表してきました。今回、いまフランスでもっとも前衛的なデザイナーの1人であるオラ・オトの創造的才能で、R17を大胆で現代的に解釈したモデルを登場させました。

 R17は1971年に発売された、当時の理想主義的なデザインを体現したスッキリしたデザインのスポーティなクーペです。4人乗りのクーペとコンバーチブルが設定されていました。

 クーペはテールゲート付きの2ドアで、丸型4灯ヘッドランプ、フレームレスドア、センターピラーレス、フルオープンのリアサイドウインドーとルーバー付きのセカンド クオーターウインドーなどが特徴的でした。

 エンジンを縦置きした前輪駆動で、のちに燃料噴射システムも採用されました。ハイテクかつエレガントで、1971年から1979年までに9万2000台以上が製造されました。

 オラ・イトはR17が登場した1970年代生まれの、現代デザインの第一人者です。前衛的な作品と大胆なアプローチで、シンプルさと複雑さを融合させたシンプレクシティを信条としています。

世 界中で多くの賞を受賞したオラ・イトとルノーの初の共同プロジェクトが、この「R17 エレクトリック レストモッド×オラ・イト(以下、R17 レストモッド)」なのです。

 R17 レストモッドは、オリジナルのモノコックシャシをベースに、キャビン、ドア、ウインドーガラス、シール、アンダーボディなどはベース車から流用しています。

 ボディの幅は17cm広げられ、ロードホールディング性を向上しています。ヘッドランプはカドを丸めた4つの長方形モジュールで、テールランプは一文字のストリップを形成しています。

 カーボンファイバー製のシャシにより車両重量は1.4トンにおさえられています。パワートレーンは270hpを発生する電気モーターで、後輪を駆動します。

 インテリアは、オリジナルの快適性を維持しながら、ダッシュボードやセンターコンソールに多くの変更を加えています。

 シートはオリジナルの「花びら」のような構造を再設計して、茶色い上質なメリノウールとベージュの軽量ウールを使用しています。

 メーターパネルはオリジナルのダイヤル風からインスパイアされた、4つの小さなスクリーンがステアリングホイールの向こうにレイアウトされ、センターダッシュにもスクリーンが備わっています。

 R17 レストモッドはショーカーなので、生産される予定はありませんが、10月14日から20日まで、パリ モーターショーのルノー ブースで展示されます。