ANYCOLORが配当を開始、25年4月期は65円予想

AI要約

VTuberサービスを手掛けるANYCOLORが2025年4月期の配当予想をゼロから65円に修正し、剰余金の配当開始を発表。

ANYCOLORは3年間で300億円の株主還元を実施する方針を示し、自社株取得だけでは株式の流動性が乏しいため、成長投資と利益創出を両立させる方針。

同社株は昨年6月にグロース市場からプライムに市場変更された。

Shinichi Uchida

[東京 11日 ロイター] - VTuber(バーチャル・ユーチューバー)サービスを手掛けるANYCOLORは11日、2025年4月期の配当予想をゼロから65円に修正すると発表した。22年の上場以降、配当を見送っていたが、剰余金の配当開始が適当と判断した。来期以降も安定的かつ継続的に実施する方針だという。

ANYCOLORは今年6月に今後3年間で創出する利益を原資として300億円の株主還元を実施する方針を示し、主に自社株取得での対応を考えていたが、創業者の持ち分比率などを考慮すると自社株取得のみの還元では株式の流動性が乏しくなる可能性があると判断。成長投資を行いながら、継続的・安定的な利益創出も可能だと考えたという。

同社株はグロース市場から昨年6月にプライムに市場変更した。