鉄スクラップ市況続落 下げ止まる兆し見られず

AI要約

国内の鉄スクラップ価格が続落しており、東京製鉄は全拠点で鉄スクラップ購入価格を500円引き下げた。

特級価格(H2相当)は4万4000円を下回り、輸出価格(FAS、H2)も2年1カ月ぶりに4万円を割る状況。

下落トレンドが続く中、下げ止まる兆しが見られない状況となっている。

国内の鉄スクラップ価格が続落している。東京製鉄は10日から全拠点で鉄スクラップ購入価格を全品種トン500円引き下げた。各拠点の下げ幅は本年の最高値から7500―9500円に達しており、特級価格(H2相当)はトン4万4000円を下回っている。先行して下落している輸出価格(FAS、H2)は関東湾岸で2年1カ月ぶりにトン4万円を割っており、今のところ下げ止まる兆しが見られない。