PE投資が急回復、「非常に魅力的な」利益に期待-アポロ欧州責任者

AI要約

米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントの欧州責任者は、プライベートエクイティー(PE)のディールメーキングが急回復しつつあると指摘し、PE投資の魅力について述べた。

世界的な企業合併・買収(M&A)環境が再活性化しておらず、金利の安定によりPE投資への期待が高まっている。

アポロはプライベートクレジットでの成長と企業提携に期待し、プライベートキャピタルの機会として捉えている。

PE投資が急回復、「非常に魅力的な」利益に期待-アポロ欧州責任者

(ブルームバーグ): 米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントの欧州責任者ロバート・セミナラ氏は、プライベートエクイティー(PE、未公開株)のディールメーキングが急回復しつつあると指摘、PE投資は「非常に魅力的な」リターンを生むとの見方を示した。

セミナラ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「現在は買い手と売り手の期待が合致しており、取引の活発化が見られる」と述べ、「最近は非常に積極的に動いている。当社は欧州だけで20億ドル(約2860億円)を投じている」と続けた。

世界的な企業合併・買収(M&A)環境の再始動が遅れ、企業は投資家への利益還元に苦戦している。ただ金利が低下しないまでも安定していることを背景に、多くの人々は一段とPE投資に期待を寄せている。

セミナラ氏はアポロがプライベートクレジットで引き続き力強く成長すると予想。米インテルの投資プロジェクトへの投資など、こうした形での企業との提携の可能性について「プライベートキャピタルにとって絶好の機会」だと語った。

原題:Apollo, Ardian See Pickup in Private Equity Dealmaking (3)

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