アップルが「iPhone 16」発表 スマホジャーナリストが進化ポイントを紹介「AIとカメラが非常に盛り上がった」

AI要約

アメリカのアップル社が独自の生成AIシステムを搭載した「iPhone 16」を発表した。5色から選べ、側面には自分が使いたいアプリをすぐに起動できるアクションボタンが搭載されている。生成AIの機能が充実し、文字を入力すれば自分だけの絵文字を作れるほか、長文のメールを全て読まなくても、重要なポイントだけを抜粋することができる。

AIは気になるものにレンズを向けるとその情報を表示したり、写真を撮る際には構図が美しくなるよう邪魔なものを教えたりしてくれる。動画の撮影では被写体以外の音声を自動的に消去。日本での発売は20日から、値段は12万4800円からだ。

アップル本社で行われた発表会で現地取材をしたスマホジャーナリストの石川温氏は、最新作について「AIとカメラが非常に盛り上がった」と語った。

アップルが「iPhone 16」発表 スマホジャーナリストが進化ポイントを紹介「AIとカメラが非常に盛り上がった」

 アメリカのアップル社が独自の生成AIシステムを搭載した「iPhone 16」を発表した。5色から選べ、側面には自分が使いたいアプリをすぐに起動できるアクションボタンが搭載されている。生成AIの機能が充実し、文字を入力すれば自分だけの絵文字を作れるほか、長文のメールを全て読まなくても、重要なポイントだけを抜粋することができる。また、AIは気になるものにレンズを向けるとその情報を表示したり、写真を撮る際には構図が美しくなるよう邪魔なものを教えたりしてくれる。動画の撮影では被写体以外の音声を自動的に消去。日本での発売は20日から、値段は12万4800円からだ。アップル本社で行われた発表会で現地取材をしたスマホジャーナリストの石川温氏は、最新作について「AIとカメラが非常に盛り上がった」と語った。

―iPhone 16、発表会での印象は。

石川温氏 発表会の前はあまり期待していなくて、そんなに進化しないだろうなと思っていたが、実際に取材してみるとかなりの進化があった。会場も相当盛り上がっていたし、来ているメディアが喜んでいた。非常に楽しい取材で、iPhone 16が欲しいと思った。世界30の国、地域から250から300人ぐらいの記者が来ていた。

―iPhone 15の発表会と、今回の発表会の違いは。

石川温氏 「15」の時は、ライトニング端子からUSB-C端子になるというのが前々からある程度わかっていて、それに対してみんなが盛り上がった。今回に関しては、やはりAIとカメラが非常に盛り上がった。そこは大きな違いだと思う。大きく2つポイントがあり、1つはやはり独自のAI、アップルが作っている「アップルインテリジェンス」という機能が注目だ。カメラで撮ったものを調べたり、撮ったものをすぐカレンダーに記録したり。メールを要約して、しかも返事を書いてくれるなど、とにかく今までプチプチと打っていた文字を打たなくても、ストレスなくいろいろなことを調べられるのを、代わりにやってくれるというのは非常に大きい。これからiPhoneの操作性がちょっと変わってくる。

 2つ目はカメラ。「コントロールボタン」がサイドに付いたが、それがシャッターのように使える。カメラの設定も変えられ、かなり本格的なカメラにより近づいた。

―カメラの性能がデジタルカメラを超えている。

石川温氏 今までiPhoneのカメラは、誰でも簡単に撮れるというコンセプトだったが、最近は非常にいろいろな設定を変えていく、自分の好みで撮っていく感じになった。設定を変えやすくなっていて、カメラよりも使い勝手がいいかもしれない。

―今回、4種類発表された。

石川温氏 ノーマル、Plusに関してはどちらかというと一般の人向け。一方、ProとProMAXに関しては、よりカメラをたくさん使いたい人、映像を撮りたいという用途。多くの人はノーマルの16、もしくは16 Plusでいいのでは。

―AI性能はかなり高そう。

石川温氏 残念ながら日本語対応は来年。英語に関しては来月からスタートする。来年アップデートが提供されると、アップルインテリジェンスが入った状態のiPhoneになる。20日に買ってまだ入っていない。グーグルやサムスンなど、今スマートフォン業界は生成AIの戦いになっている。どのスマートフォンが一番賢いのか、それでどの機種を買うのかというような流れになってくる。

―他機種と比べてAI技術の高さはあったか。

石川温氏 現状各社、まだ似たり寄ったり。実際にこのAIを使って、どんな便利なことをしようかと、各社いろいろ迷っていて、おそらくこれから何年かかけて競争し、どこのAIがいいか見えてくる。

―動画撮影で被写体以外の音声を自動で消すのは驚きだ。

石川温氏 AIが判断して、どの被写体が何をしゃべっているかを判断して、それによって音量調整する。カメラ、音声、あらゆるものがAIで一気にグレードが上がっていく。

―Siriも進化する。

石川温氏 いろんなことをSiriにお願いすることが可能になっている。例えば今iPhoneの中で大量に写真があると思うが、写真を検索する時に「赤い服を着てグラウンドを走っている写真」というようなことをSiriにお願いすると、ちゃんとそれに合った写真を出してくれる。しかもメッセージを送りたいと言うと、それをメッセージに添付した状態で特定の相手に送ることができる。今までiPhoneを使いこなせていないなと思っている人の方が、逆にいろいろなことをお願いすることによって、使い勝手が上がってくる。

(ABEMA NEWS)