米卸売在庫、7月は0.2%増 小幅下方修正
米国の7月の卸売在庫が前月からわずかに下方修正されるも、0.2%増加した。自動車関連の在庫も増加し、GDP算出に用いられる自動車を除く卸売在庫も上昇した。
売上高は急回復するも、在庫投資が第3・四半期の経済成長にどのように寄与するかは不透明。全ての在庫が売れるまでに必要な期間の縮小も少しだけ見られた。
米国経済の動向や自動車関連の影響が明らかになる中、今後の卸売業界の動向に注目が集まっている。
[ワシントン 9日 ロイター] - 米商務省が9日発表した7月の卸売在庫は0.2%増と、前月発表された速報値の0.3%増から小幅下方修正された。ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.3%で変わらずだった。売上高の急回復にもかかわらず当初の予想ほど増加せず、在庫投資が第3・四半期の経済成長に寄与するか不透明感が浮上した。
前年同月比では0.4%増加した。
自動車在庫は1.0%増加した。6月は0.7%増だった。
国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車を除く卸売在庫は0.1%増加した。
卸売売上高は1.1%増。6月は0.3%減だった。7月の販売ペースで在庫が全てはけるのに必要な期間は1.35カ月。6月は1.36カ月だった。