巻き上げパーツは鳥のカタチ!? 「グランドセイコー」から歴史的な“10振動手巻き”の復刻限定モデルが誕生! 最新キャリバーに込められた思いとは

AI要約

グランドセイコーが、歴史的モデル「45GS」をオマージュした復刻モデルを発表。

新型ムーブメント「キャリバー9SA4」を搭載し、高い精度と技巧を備えて生まれ変わった。

世界限定の2つのモデルが用意され、11月9日に発売予定。

巻き上げパーツは鳥のカタチ!? 「グランドセイコー」から歴史的な“10振動手巻き”の復刻限定モデルが誕生! 最新キャリバーに込められた思いとは

 今に続くグランドセイコースタイルの美学を確立した「44GS」の翌年に発表された「45GS」には、ブランド初となる手巻き毎秒10振動(ハイビート36000)ムーブメントである「キャリバー4520」が搭載されており、デザイン的な美しさのみならず、その高精度と技巧においても大いに愛好家を驚かせました。

 その「45GS」誕生から56年ほど経た今年、グランドセイコーは同じく毎秒10振動による新型の手巻きムーブメント「キャリバー9SA4」を発表。

 今回、歴史的モデル「45GS」をオマージュした復刻モデル「<グランドセイコー> Heritage Collection 45GS復刻デザイン 限定モデル」が、その最新ムーブメント「キャリバー9SA4」を搭載し、最新鋭の性能を備えて生まれ変わりました。

 2モデルが用意され、ケースをステンレススチールとしたモデルは世界限定1200本(うち国内425本)、18Kイエローゴールドとしたモデルは世界限定わずかに200本(うち国内175本)。いずれのモデルも発売は11月9日予定。

 オリジナルの誕生当時、服部時計店のチーフデザイナーが普遍的な輝きと日本的な美を目指し生み出したケース形状は、現代の技術を用いてさらなる精巧さにより再現されており、直線と平面で構成されながらも、光と陰の見せる複雑な表情が“グランドセイコースタイル”としての高い風格を漂わせています。

 ダイヤルにおいても、6時位置の「GS」ロゴや「HI-BEAT」などオリジナルと同様の書体を使って「45GS」を忠実再現。

 ストラップはブラックのクロコダイルであり、それぞれケースと同色の美錠を備えています。

 裏蓋においてはオリジナルがメタルバックであったのに対してシースルーバック仕様へと変更しており、自慢のムーブメントの挙動を存分に楽しめるファンサービスが。

 そこで注目してほしいのが、動力ぜんまいが逆回転するのを防ぐパーツである「こはぜ」のデザイン。

 鳥の横顔のようなその形状は“セキレイ”を表現したもの。これは、メカニカルウォッチを生み出している「グランドセイコースタジオ 雫石」のある岩手県盛岡市の鳥がセキレイであることにあやかったデザインであり、モノづくりへの誇りを感じられる粋なアイデアに。

 精度だけでなく、巻き上げ時の感触や音の心地よさにもこだわり生み出された「9SA4」ですが、巻き上げ時ににはこのこはぜのセキレイがまるで啄むような愛らしい挙動を見せて、視覚的にもユーザーを大いに楽しませてくれます。

●製品仕様

「<グランドセイコー> Heritage Collection 45GS復刻デザイン 限定モデル」

・価格(消費税込):134万2000円

・限定数:世界限定1200本

・ケース:18Kイエローゴールド/ステンレススチール

・ストラップ・美錠:クロコダイル・18Kイエローゴールド/クロコダイル・ステンレススチール

・ガラス:ボックス型サファイアガラス(内面無反射コーティング)

・防水性能:日常生活用防水(3気圧防水)

・ケースサイズ:[外径]38.4mm(りゅうず含まず)[厚さ]10.4mm

・ムーブメント:メカニカルムーブメント キャリバー9SA4

・パワーリザーブ:約80時間

・限定数:世界限定200本(うち国内175本)/世界限定1200本(うち国内425本)

・発売予定日:11月9日(土)(グランドセイコーマスターショップ)