Amazonで購入したヘッドレスト取り付けタイプの車載ファンが残暑が厳しい日のドライブに活躍!

AI要約

今年の夏、暑さが記録的だった中、エアコンを使っても汗をかいてしまう悩みを解消するために、簡単取り付けの「ヘッドレスト車載ファン」を購入した。

本体は軽量コンパクトで、USB給電。取り付けは簡単だが、ヘッドレストポールの幅が狭い車では注意が必要。

風量は3段階調節可能だが、売り文句ほどの「超強力の冷風」ではない。それでも首元に風が当たり、蒸れを緩和する効果がある。

Amazonで購入したヘッドレスト取り付けタイプの車載ファンが残暑が厳しい日のドライブに活躍!

猛烈な暑さはなくなったが、今年の夏は記録的な暑さでエアコンをかけていても、背中や首回りにじっとりと汗をかいてしまう…。対策用にAmazonで思わずポチってしまったのが、この「ヘッドレスト車載ファン」だ。しかも1999円という激安価格!

パッケージを開けてみると入っているのは軽量コンパクトな本体とUSBケーブルのみ。本体をチェックしてみるとエアコンのルーバー部分だけが独立したような形状で、中央のツマミは左右のみ動き、上下には動かない。

片側の端には電源ボタンがあり、左右の端には固定用ベルクロテープが装備されている。Amazon商品ページに掲載されている写真では黒いボディにメッキのルーバーが埋め込まれていたが、手元に届いた商品では形状は同じもののルーバー部分にメッキは施されず黒一色だった。細かな仕様違いは激安商品にありがちではあるが…。

クルマへの固定はヘッドレストポールに本体装備のベルクロテープを巻き付けるだけなので工具は不要だし、誰でも簡単に取り付けられる。

ただし、ヘッドレストポールの間隔が狭いクルマでは本体後部がヘッドレストのすき間に入らないため前方へとやや出っ張る形でしか取り付けられないので注意が必要。

今回テストしたヤリスクロスの後席(全席にヘッドレストポールがないため後席で使用)がそれだ。使えないことはないが姿勢によっては乗員の首と本体が接触する場合がある。

背面のUSBタイプC端子に付属のコードを差し、車両のUSB端子(または市販の車載USBアダプター)に接続して電源を取得する。ケーブルの長さは150cmと短いため、車種によっては長さが足りずに市販のケーブルを買い足す必要があるかもしれない。

スイッチは1度だけで押すごとに風量が変化(3段階)する。Amazonの商品ページによると弱風モードは回転速度3000RPM・風速2.6m/s、中風モードは回転速度3800RPM・風速4.0m/s、強風モードは回転速度4500RPM・風速5.1m/sというスペックだ。数値を示されてもピンとこないが、確かにスイッチを押すごとに風量は変化する。

「ツインタービンモーター搭載による超強力の冷風実現!」との売り文句だが、正直なところハンディファンを首元に当てている感覚。

風が近い位置から直接当たることで涼しさを感じられるが、さすがに「超強力の冷風」は言い過ぎか…。体をシートに密着していると風は首の後ろに当たるのみで背中までは回りにくい。

ちなみにファンの音は最大風量にすると「ブーン」という音が耳元で連続的に聞こえるため、人によっては耳障りに感じるかもしれない。

それでも首元に風はしっかり当たるし、蒸れを緩和する効果はあるだろう。前席のヘッドレストポールに取り付けられるならば、後席側に向けて取り付ければ後席に座る人に風を送るのにも活躍しそう。