“普通二輪免許”で乗れる「メグロS1」再び実車展示中! “目黒製作所”時代の魅力を味わえる「230ccのメグロ」の魅力とは

AI要約

2024年秋に正式発表予定の新モデル「メグロS1」は、かつて存在した日本最古級のモーターサイクルメーカーであるメグロブランドの復活を果たす。「メグロS1」は、230ccのエンジンを搭載し、普通二輪免許で乗れる小排気量モデルとして注目を集めている。目黒駅で開催中の特別イベントでは「メグロS1」をはじめ、目黒製作所の歴史やメグロブランドの展示が行われている。

“普通二輪免許”で乗れる「メグロS1」再び実車展示中! “目黒製作所”時代の魅力を味わえる「230ccのメグロ」の魅力とは

「ジャパンモビリティショー2023」で世界初公開され、「モーターサイクルショー2024」でも多くのバイクファンを魅了した「メグロS1」が、現在、東京のJR目黒駅で開催中の特別イベントにて展示されています。

 2024年秋頃に正式発表されるといわれるこのモデルは、果たしてどんな魅力を備えているのでしょうか?

 メグロは、かつて存在していた目黒製作所が展開していたバイクブランドです。

 目黒製作所は1924年、東京・目黒の地に創業した日本最古級のモーターサイクルメーカーで、第二次世界大戦前からメグロブランドのバイクを製造・販売。メグロブランドのバイクは大排気量、高性能、高品質を武器とし、往年のライダーにとって憧れの存在となっていました。

 しかし目黒製作所は、1960年にカワサキと業務提携。1964年には経営統合され、目黒製作所とメグロブランドは消滅してしまいます。

 しかし2020年、カワサキはメグロブランドの復活を宣言。翌2021年に復活第1弾となるニューモデル「メグロK3」を発売しています。

 手作業で色づけされたエンブレムや高級感あふれるツートーン塗装のタンクなど、上質感ある「メグロK3」の仕上がりは、多くのライダーを惹きつけました。

 そんな「メグロK3」の誕生から3年。カワサキは2024年秋にメグロブランドの復活第2弾をとして「メグロS1」をリリースする模様です。

●“普通二輪免許”で乗れるもののディテールは高級感満点

 2024年は、メグロブランド創設100周年というアニバーサリーイヤー。そんな記念すべき年に、ニューモデルである「メグロS1」が誕生します。

「メグロS1」で最も印象的なポイントといえば、「メグロK3」にも通じるクラシカルなデザインのパーツ類。ガソリンタンク、スポークホイール、キャブトンタイプのマフラー、フォークブーツなどは上質感のあるクロームメッキ処理が施され、230ccとは思えないほどの高級感を漂わせています。

「メグロS1」に搭載されるエンジンは、230ccの空冷単気筒。小排気量モデルということで維持費などが安く済み、さらに普通二輪免許で乗れることから、多くのバイクファンから注目を集めています。

 ちなみに、往年のメグロに搭載されていた単気筒エンジンは“メグロ・シングル”と形容され、独特の回転フィールが多くのライダーを魅了していました。新しい「メグロS1」は、果たしてどんなエンジンフィールを味わわせてくれるのか、注目したいところです。

 そんな「メグロS1」が、2024年9月30日まで東京のJR目黒駅で開催されている特別イベントにて展示中です。

 このイベントは、カワサキモータースとJR東日本首都圏本部及び大宮支社のコラボレーションによって実施されているもので、2025年3月に開業140周年を迎える目黒駅と、かつて目黒の地で創業した日本最古級のモーターサイクルメーカーであった目黒製作所の創業100周年を記念し、さまざまなプログラムが開催されます。

 JR目黒駅中央改札口付近にある「目黒駅催事スペース」では、目黒の街とモーターサイクルブランドであるメグロの歴史を振り返る「目黒とメグロの回顧展」を開催中。「メグロS1」の実車だけにとどまらず、メグロ初の完成市販車である「メグロZ型」やカワサキとメグロの業務提携後に登場したカワサキ「500 メグロK2」なども展示。さらに、カワサキのオリジナルグッズ販売もおこなわれています。

 現時点において、「メグロS1」に関する詳細なスペックや価格などは不明ですが、多彩な魅力を備えた「メグロS1」の実車を再び間近でチェックする大チャンス。クラシックバイクを好むライダーたちを中心にスマッシュヒットを記録しそうな「メグロS1」は注目です。