「キテレツ大百科」「パーマン」「エスパー魔美」も登場!ドラえもん「どら焼き屋の経営ゲーム」の人気が急騰している納得の理由 

AI要約

『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』はNintendo Switchで発売された経営ゲームで、ドラえもんとのび太がどら焼き屋を経営するストーリー。

ゲームではさまざまな藤子・F・不二雄作品の要素が豊富に盛り込まれており、ファンからマニアまで楽しめる仕上がり。

開発は長い歴史を持つ経営シミュレーションゲームの老舗、カイロソフトが手がけており、広く知られるゲーム会社である。

「キテレツ大百科」「パーマン」「エスパー魔美」も登場!ドラえもん「どら焼き屋の経営ゲーム」の人気が急騰している納得の理由 

■ドラえもんとのび太がどら焼き屋を経営

 Nintendo Switchで発売された『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』が大きな話題になっている。本作は、藤子・F・不二雄のマンガ作品『ドラえもん』などを題材にした経営ゲームである。ひょんなことから、ドラえもんとのび太がお手伝いとしてどら焼き屋を経営していく作品だ。

 材料を集め、どら焼きはもちろん大福にせんべいといったさまざまな商品を開発し、客席や自動販売機など設備を設置していくのが基本的な流れになる。売り上げが増えたら、ひみつ道具「ひろびろポンプ」でお店を拡張して広げ、空き地や「どこでもドア」などを設置できるようになる。

 もともと『ドラえもん』は人気マンガといえるし、関連ゲームはいろいろと登場している。しかし、Nintendo Switchのダウンロードソフトランキングで1位に躍り出るなど、本作は特に人気を集めている。なぜだろうか? 

 『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』で驚くのが、とにかく藤子・F・不二雄作品の要素が豊富すぎるところである。

 『ドラえもん』のみならず『キテレツ大百科』『パーマン』『エスパー魔美』といった他作品のキャラクターも登場するのだ。

 人間と牛の立場が変わった世界を描く『ミノタウロスの皿』、あるいは恐ろしいウサギ型宇宙人の物語を描いた『ヒョンヒョロ』など、メジャー寄りのマイナーといえる短編作品もフォローしている。

 さらには『ぞうくんとりすちゃん』といったあまり知られていない作品までカバーしているうえ、それぞれの小ネタがたくさんゲームに盛り込まれているわけだ。

 タイトルを見ると『ドラえもん』ファン向けのゲームに思えるが、そうではない。藤子・F・不二雄作品のマニアまで喜べるゲームとして作られているのである。

■老舗ゲーム会社が開発

 『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』を開発したのはカイロソフトである。カイロソフトは25年以上の歴史がある、経営シミュレーションゲームの老舗といえるゲーム開発会社だ。

 もともとは個人開発のゲームをPCやガラケー向けなどに展開していたが、現在は家庭用ゲーム機・PC・スマホ向けのゲームを世界向けに配信している会社である。アプリのランキングなどでも顔を出すことがあるので知名度もあるだろう。