ヒョンデ、中型電気路線バス「エレク シティ タウン」がJATA補助金の交付対象車両に認定 1台につき1769万2000円を補助

AI要約

ヒョンデは日本自動車輸送技術協会(JATA)の補助対象車両に認定された中型電気路線バス「ELEC CITY TOWN」を導入する予定で、補助金が交付されることが決定した。

補助金事業は環境省によるCO2排出抑制対策事業費等補助金を受けて実施され、環境配慮型先進トラック・バスを導入する事業者に購入補助金が支給される。

2024年末に発売予定の「ELEC CITY TOWN」は日本市場向けに設計され、リチウムイオンバッテリを搭載し220km以上の航続距離を持つなど、バス事業者にとって魅力的な製品となっている。

ヒョンデ、中型電気路線バス「エレク シティ タウン」がJATA補助金の交付対象車両に認定 1台につき1769万2000円を補助

 ヒョンデ(Hyundai Mobility Japan)は9月3日、中型電気路線バス「ELEC CITY TOWN(エレク シティ タウン)」が、日本自動車輸送技術協会(JATA)の補助対象車両に認定されたと発表した。

 ヒョンデは2009年から、日本市場にて大型観光バス「Universe(ユニバース)」を販売し、日本各地のバス事業者への導入実績を持っている。また、2024年末に電気路線バスの「ELEC CITY(エレク シティ)」 シリーズの中型路線バス「ELEC CITY TOWN」の日本導入を予定しており、今回それに先立ちJATAから“補助対象車両”として補助金が交付されることが決定したという。

 この補助金事業は、運輸部門CO2排出量の4割を占めるトラック・バス由来のCO2排出量を削減するために、環境省による2023年(令和5年)度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(環境配慮型先進トラック・バス導入加速事業)の交付決定(令和5年4月3日付)を受けて、JATAが環境配慮型先進トラック・バスを導入する事業者に対し、購入補助金交付事業を実施するもの。

 これにより、電気バスなど環境配慮型先進バスの導入および電気自動車用充電設備の設置(ただし本補助事業による車両導入と一体的に行なわれるものに限る)に要する経費の一部が補助されるため、バス事業者や自治体などが「ELEC CITY TOWN」を1台導入した場合、JATAより1769万2000円が補助金として交付される。

ELEC CITY TOWN概要

 2024年末に日本で発売する中型電気路線バス「ELEC CITY TOWN」は、日本のバス車体規格ガイドラインに準拠し、日本市場のニーズに合わせた路線バス。ワンマン路線バスに必要な装備の架装に対応しつつ、リチウムイオンバッテリを搭載し220km以上の航続距離を確保(外気温、冷暖房装置の使用、乗車人数により変動あり)。新規車両登録後からフロントガラス、サイドミラー(片側)は10年間、タイヤパンクは5年間にわたり修理・交換のサービスを提供するとしている。