農林中金総研の南氏「国内景気低迷も」 1~3月期のGDP、2期ぶりマイナス

AI要約

内閣府が16日発表した令和6年1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動を除く実質で前期比0・5%減と、2四半期ぶりのマイナス成長となった。

個人消費は5年度を通してみても弱い。春闘の高い賃上げ率などの好材料があったが、物価高による所得の目減りで実質賃金の減少が続いており、消費者の節約志向の高まりがうかがえる。

6年4~6月期は1~3月期の反動でプラス成長に戻るだろう。ただ、電気・都市ガス代の補助金終了や円安、原油高などの影響で、夏場にかけてエネルギー価格が上昇し、物価がさらに上振れする可能性が高い。