2024年7月の欧州新車販売、微増ながら2カ月連続のプラス 欧州自動車工業会

AI要約

欧州新車販売は7月に微増し、HVの販売が大幅に増加した。

EVやPHVの販売は減少傾向にあり、ガソリン車の販売も減少したがHVに追いついている。

トヨタやホンダが好調で、日本の自動車メーカー別ではトヨタが販売台数でリードしている。

2024年7月の欧州新車販売、微増ながら2カ月連続のプラス 欧州自動車工業会

 欧州自動車工業会(ACEA)が29日発表した7月の欧州新車販売(主要31カ国、乗用車)は、前年同月比0.4%増の102万5290台となり、微増ながら2カ月連続のプラスとなった。ハイブリッド車(HV)が同24.4%増の33万3655台と大幅に増えた。HVのラインアップが充実しているトヨタ自動車やホンダが好調だった。

 パワートレイン別では、HVと「その他(燃料電池車、LPG=液化プロパンガス車など)」以外の区分が全て減少した。このうち電気自動車(EV)は、一部地域の補助金終了などで同5.9%減の13万9657台に減少。プラグインハイブリッド車(PHV)も同10.6%減の7万2723台だった。

 最も構成比が大きいのはガソリン車の33万9057台(前年同月比8.4%減)だが、販売が伸びているHVとの差は5402台に縮まった。HVが伸びたのはフランス(同47.4%増4万8457台)やドイツ(同22.4%増6万5059台)、イタリア(同17.4%増の4万9859台)などだ。

 日本の自動車メーカー別の販売状況は、トヨタが同15.6%増の8万983台だったほか、ホンダも同23.4%増の6069台に増えた。一方、日産自動車は同2.0%減の2万1952台、マツダも同10.0%減の1万1790台に終わった。