ホンダ「スーパーカブC100」のメインスタンドを掛けたらリヤタイヤが接地する? 対処法は?

AI要約

バイクのメンテナンスには、乗りたい気持ちよりもコンディションを重視する姿勢が大切だ。

サイドスタンドやメインスタンドの問題は重要で、適切なメンテナンスが必要だ。

1962年型のスーパーカブC100のメインスタンドが摩耗し、リヤタイヤに影響を及ぼしていた。

ホンダ「スーパーカブC100」のメインスタンドを掛けたらリヤタイヤが接地する? 対処法は?

「早く乗りたい!!」といった目線ではなく「コンディション良く仕上げたい!!」といった目線でメンテナンスに取り組むと、普通なら気にならない箇所にも疑問を抱き、「何とかしなきゃいけないなぁ」などと、考えてしまうことがあります。

 バイクは「走ってナンボ」の乗り物に変わりありませんが、多くの時間、バイクはスタンドアップでパーキングされています。そんな時に利用するのがメインスタンドやサイドスタンドになります。

 サイドスタンドを多用しているにも関わらず、グリスアップやピボット部に注油した経験があるライダーは、意外と少ないですよね? バイクから降りる時には、サイドスタンドを掛けて停車することが多いですが、この時、スタンドが硬く出にくかったり、出したはずのスタンドがガタガタで、バイクを傾けた時に、想像以上に大きく傾いてしまうことなど、ありますよね?

 サイドスタンドが傾き過ぎると、車重を大きく受け止めてしまい、気が付いた時にはスタンドブラケットの溶接部分に亀裂が入り「フレームパイプが口を開いている!!」といったトラブルに気が付くこともあります。

 逆に、車体の傾きが少ないと、傾斜路面でサイドスタンドを使って停車した時など「タイヤが回って車体が倒れていた!!」とか、サイドスタンドとは反対側に倒れて、バイクが将棋倒しになってしまった……などなど、そんなお話しを聞くこともあります。

 では、メインスタンドは!? スタンドを掛けた時に、リヤタイヤが接地し安定しないとの経験があるライダーも数多いと思います。このメインスタンド問題も原因は様々で、時には、メインスタンドストッパーの減りなどではなく、メインスタンドを取り付けるフレームそのものが曲がってしまい、リヤタイヤが接地することもあります。1台1台、トラブル原因は異なります。まずは現状をしっかり観察凝視して、対処方法を検討しましょう。

 様々なメンテナンスに取り組んでいる1962年型のスーパーカブC100は、メインスタンドのストッパー部が著しく摩耗し、スタンドアップ時にリヤタイヤが接地していました。